罠 trap 2004 3 20
善悪二元論という考え方があります。
しかし、これには、罠が仕掛けてあります。
一見すると、ベストな考え方のように思えますが、
しかし、問題点を含んでいるのです。
これは、常に悪があるという考え方です。
そこで、悪を倒す。
悪が消える。
しかし、これで終わらず、
さらに、悪はいないかと探すことになる。
これでは、永遠に、悪を追い続けることになり、
いつのまにか、悪魔に利用され、
悪に染まり、
悪がいなければ、悪を作ればいいと考えるようになるです。
こうして、悪魔の仕掛けに、捕らわれてしまうのです。
もちろん、子供には、まず、善悪二元論を教えるべきです。
しかし、大人になったら、「善悪二元論を超えるもの」を探求すべきです。
イエスキリストは、善悪二元論を否定しているのです。
マタイによる福音書(Matthew 5)によれば、
「あなた方も聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。
しかし、わたしは言っておく。
敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
あなた方が、天の父の子となるためである。
父は、悪人にも善人にも、太陽を昇らせ、
正しい者にも、正しくない者にも、雨を降らせてくださるからである。」
イエスキリストは、善人にも悪人にも、その心に、ダイヤモンドを見たのです。
その心のダイヤモンドは、すすけて、光なきダイヤモンドに見えますが、
しかし、心を磨ければ、そのダイヤモンドは、燦然と輝くのです。
「悔い改めよ。神の国は近づいた。」
残念ながら、イエスの教えに反する者が多いのです。
イエスの教えに反する者を、何と言うか。
それは、「反キリスト」と言うのです。
「あなた方も聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。
しかし、わたしは言っておく。
敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
あなた方が、天の父の子となるためである。
父は、悪人にも善人にも、太陽を昇らせ、
正しい者にも、正しくない者にも、雨を降らせてくださるからである。」